早期化する就職活動。低学年からできる準備とは?
就職活動(以下、就活)のスケジュールが、年々早期化していることをご存知でしょうか。その理由は、企業が自社にマッチした学生を採用しようと競争が激化しており、企業の採用選考が早まっているからです。そのため、学生の皆さんが就活学年(大学3年生や大学院1年生)になって慌てないよう、低学年のうちから自分の強みを伸ばしたり、将来の夢や目標を考えていくことが大切になってきます。また、今は、大学1、2年生からインターンシップに参加できる時代です。
少しずつで良いので社会に目を向けて、企業について、業界について知ることから始めてみましょう。
企業が欲しい人材はさまざま! だから、「みんな違っていい!」
将来、就きたい仕事がある程度明確になっている方も、明確になっていない方もいるでしょう。いずれ、皆さんは大学を卒業し、大学院に進学される方はその大学院卒業後は、社会に出て働くことになります。そのとき、どのような仕事においても求められる力があります。
それは、社会人基礎力と言います。仕事をしていくために必要な基礎的な力として、経済産業省が提唱しており、12の能力要素で構成されています。主体性、働きかけ力、実行力、課題発見力、計画力、創造力、発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力など実にさまざま。
もちろん、すべての能力要素を備えることは誰にもできません。いずれか一つでも、自分の強みと言えるものを学生時代に身に付けていきましょう。
まず自分の強みを知るところから!誰にでも必ず強みはある
社会人基礎力は、偏差値では測ることができない力です。つまり、偏差値=社会人基礎力ではないということです。では、どのようにして、社会人基礎力を知ることができるのでしょうか。
それが、PROGテストです。PROGテストでは、「知識を活かして問題解決する能力」と「経験を積むことで得られる行動特性」の2つの力を測定することができます。
自分に備わった2つの力を測定することで、現時点の自分の強みが分かります。
誰にでも強みがありますので、自分では思ってもみなかった能力を発見できるかもしれません。
低学年のうちから、社会人基礎力をグングン伸ばそう!
PROGテストで大事なことは、結果に一喜一憂しないことです。なぜなら、その測定結果は、「現時点」の力であって、この先、どんどん変化していくものだからです。
強みはさらに高めることで自信となり、弱みは伸びしろとして新たな自分の成長につなげることができます。実際、大学1年生で受験したときには低いスコアだった能力が、大学3年生では、高いスコアに成長していることが多いのです。PROGテストを受験すると、詳しい個人結果表もお渡ししています。
解説書である「PROG強化書」には、能力向上のためのコツやこれまで受験された先輩たちの事例も記載していますので、役立つ情報が満載です。
就活生必見!PROGテストは「自己PR」作成に役立つ
就活準備の第一歩は、自己PR作成といっても過言ではありません。しかし、就活生の多くが、「自己PRが書けない…」「書類選考に通過する内容になっているのか自信がない…」と悩んでいます。PROGテストの測定結果で自分の強みが明確になるため、自信がわきます。また、PROG強化書には、自己PRの作成ポイント解説とワークシートがあるので、採用担当者に響く自己PRの作成が可能です。
いいキャリアを今からつくっていく!能力開発プランを立てよう
大学生活は、長いようであっという間に過ぎてしまうものです。4年間、6年間をどのように過ごすかで、未来が大きく変わりますから、この大学生活で能力開発をしていきましょう。「知識を活かして問題解決する能力」であれば学修の取り組み方を、「経験を積むことで得られる行動特性」であればサークル活動や学内イベント、アルバイトなどの課外活動の取り組み方など、行動計画を立てていきます。PROG強化書に行動計画を立てるためのワークシートがありますので活用してください。
あなたのいいキャリアを、今からつくっていきましょう!
コラム執筆
虻川 真紀
大手人材会社で15年経験し、現在はPROGの解説会や、大学生向けの就活講座や新入社員研修、SDGS導入研修の講師を務める。研修のみならず組織開発にも携わる。国家資格キャリアコンサルティング技能士2級の資格を有する。