沖縄大学様

2024年10月24日

学校紹介

沖縄県那覇市にキャンパスを構える私立大学。スポーツを学問として学ぶことができる健康スポーツ福祉専攻をはじめ、幅広く学ぶことができます。また、野球部や陸上競技部など6つの強化指定部があり、課外活動の環境も充実しています。

 

PROG受験について

KEIアドバンスにて提供している運動部学生向けの、自分を見つめ学習を習慣化することを目的とした初年次学習プログラムをご導入いただいております。

現時点での自分のジェネリックスキルを確認するために、受講前にPROGを受験いただきました。また、今回の初年次学習プログラムが学生にどのように影響をもたらしたのかを確認するため、プログラム受講後の今年度3月頃に再度PROGを受験する予定としております。

学生部長/就職支援課長 大城様

今回運動部学生向けの初年次学習プログラムを導入いただきましたが、なぜ導入を決めたのでしょうか。

本学の運動部学生に対して、学内教職員の一部から、特に学業面(学習態度等)について厳しいご指摘を受けてきたこともあり、それらを改善しイメージを払拭したいと考え、導入しました。

一般社団法人大学スポーツ協会(以下、UNVIAS)の指導者研修会に参加し、そこで運動部学生向けの初年次学習プログラムの話を聞き、とても良い運動部学生向けの学習プログラムを提供されているなと感じました。実は学内の同じ課題意識を持たれていた先生も別の学会で同様の話を聞いていたため、一気に話が進み、2024年度入学生からの導入が決まりました。

学生部長/就職支援課長の大城様

初年次学習プログラムの実施状況はいかがでしょうか?

スポーツ特別推薦入学者に対し、これまでの学科の入学前課題にプラスアルファで取り入れることとし、KEIアドバンスで提供している運動部学生向け入学前教育教材「運動部学生のためのスポーツ探究ことば入門」を課しました。「両方の課題を提出しなければ4月からの部活動での活動を認めません。」と伝えたところ、提出率は100%でした。その成績を部ごとにチェックし、指導もしました。

講座の受講状況や課題の提出率等のデータは学内の会議などを通して先生方に伝わるようにしています。部活動の指導者にも受講状況の情報共有をしており、現在も連携をとって進めています。

講座への出席は、指導者からの声掛けなどの協力も得ながら少々無理やりなところがあったかもしれませんが、取り組んでいるうちに「本当にやっていて意味があるんだな」と実感した学生が現れてきていると感じています。この学生の気づきが今後の学びの意欲に繋がることを期待しています。学生にはスポーツに打ち込むことと同じように学業にも打ち込んでほしいです。

 

PROGテストでジェネリックスキルを測定いただきましたが、今回の初年次学習プログラムを通じて、学生に特に伸ばしてほしい力・スキルはありますか?

課題に向き合う力を身につけていってほしいと思います。学生にPROG受験をさせた際に、リテラシーの問題を「自分では解けない」と非常に早く諦めて終わらせてしまった学生がいました。頭を使わなければ解けないテストのため、そういった問題、課題にもしっかりと向き合えるようになってほしいです。

 

PROGテストのスキルに限らず、卒業時にどのような能力を身につけていてほしいですか。

自分で考えて行動を起こす人になっていってほしいです。

そうした行為は、日頃トレーニングしていないと突然できるようになるものではありません。大学で、自分で考え、行動する経験を積んで社会に出てほしいと考えています。学業の部分においても、やらされる、嫌々取り組むのではなく、「自分に必要だから」という気持ちで、主体的に取り組むようになってほしいです。

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